下の弓張り(読み)シモノユミハリ

デジタル大辞泉 「下の弓張り」の意味・読み・例文・類語

しも‐の‐ゆみはり【下の弓張り】

満月から新月になる間の半月下弦の月
「折節秋の始めの月は、―なり」〈平家・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下の弓張り」の意味・読み・例文・類語

しも【下】 の 弓張(ゆみは)

  1. ( 「ゆみはり」は半月(はんげつ)が弓を張った形に似ているところからいう ) 満月から新月に至る間の半月。下弦の月。下つ弓張り。⇔上(かみ)の弓張り
    1. [初出の実例]「折節秋の始の月は、しもの弓はりなり」(出典:平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android