新月(読み)しんげつ

デジタル大辞泉の解説

しん‐げつ【新月】

朔(さく)1」に同じ。
陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。また特に、陰暦8月3日の月。 秋》「―に蕎麦(そば)打つ草の庵かな/几董
東の空に輝き出てくる月。
「三五夜中―白く冴え」〈平家・七〉
[補説]書名別項。→新月

しんげつ【新月】[書名]

木々高太郎による短編小説。昭和21年(1946)「宝石発表。昭和23年(1948)、第1回探偵作家クラブ賞(日本推理作家協会賞)短編部門賞を受賞

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百科事典マイペディアの解説

新月【しんげつ】

朔(さく)とも。の黄経と太陽の黄経が一致したとき(黄緯も一致したとき,つまり太陽,月,地球が全く一直線上に並んだときは日食が起こる)。月は暗黒面を地球に向けるので地球からは一日中見えない。旧暦では新月を含む日を月の第1日とする。
→関連項目満月

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世界大百科事典 第2版の解説

しんげつ【新月 new moon】

月と太陽の視黄経が一致する瞬時。(さく)ともいう。太陰暦では一般にこれを含む日を各月のはじめの日(朔(ついたち))とした。この日,月は見えないが,日食となればその所在は知れる。なお,新月を字義どおり朔のあと最初に見える月とし,それが見える日を月の初日とすることもある。【森

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大辞林 第三版の解説

しんげつ【新月】

さくに同じ。
陰暦で、月の初めに見える細い月。特に、陰暦八月三日の月。 [季] 秋。
東の空に昇り始めた月。 三五夜中-白くさえ/平家 7

にいづき【新月】

陰暦で月の初めに見える細い月。しんげつ。 美女の眉かとぞ見る-は/当世書生気質 逍遥

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精選版 日本国語大辞典の解説

しん‐げつ【新月】

〘名〙
① =さく(朔)
② 朔(さく)④を過ぎてから夕方西空に初めて見える細い月。初期の太陰暦では新月の見えた日をもって新しい暦日のはじめとした。《季・秋》
※田氏家集(892頃)中・拝新月「天頭乃顧聳西維、新月盱衡白片眉」
③ 新たに東の空に輝き出た月。特に、十五夜の輝き始めたばかりの明るい月。
※菅家文草(900頃)四・正月十六日、憶宮妓蹋歌「此夜応新月色、他郷不旧年心

にい‐づき にひ‥【新月】

〘名〙 陰暦で、月の初めの夜に見える月。夕方、西の空に細く見える月。しんげつ。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一三「美女の眉かとぞ見る新月(ニイヅキ)は」

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世界大百科事典内の新月の言及

【月】より

…これが位相の変化で,その周期が朔望月である。太陽,月,地球がこの順に並んだときは,月の輝いた面は地球からは見えず新月である。この日が朔である。…

※「新月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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