下伊敷村(読み)しもいしきむら

日本歴史地名大系 「下伊敷村」の解説

下伊敷村
しもいしきむら

[現在地名]鹿児島市下伊敷町・下伊敷一―三丁目・伊敷町・玉里団地たまざとだんち一―三丁目・西坂元町にしさかもとちよう玉里町たまざとちよう

甲突こうつき川左岸、上伊敷村の南に位置する。甲突川および同川に合流する山崎やまざき川・幸加木こうかき(小野川)が形成した平地を中心とし、南は草牟田そうむた村、西は小野おの村。もとは上伊敷村とともに伊敷と称されたが、南北朝期には上下に分れていたとみられる。寛正六年(一四六五)の鹿児島諏訪社祭次第(旧記雑録)では下伊敷として二番に編成されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報