草牟田村(読み)そうむたむら

日本歴史地名大系 「草牟田村」の解説

草牟田村
そうむたむら

[現在地名]鹿児島市草牟田町・草牟田一―二丁目・城山しろやま一丁目

甲突こうつき川左岸に位置し、北は下伊敷しもいしき玉里たまざと、西の甲突川対岸は永吉ながよし村。南東部城山に続く丘陵地帯。南東方一帯の丘陵の姿が鶴の姿に似ているため一帯は鶴尾つるおとも称されていた。城山の裏側にあたる丘陵はもと楠の茂る山林で、夏蔭なつかげとよばれ、明治一〇年(一八七七)西南戦争で最後の激戦地となった。永享四年(一四三二)五月一三日の守秀坪付(旧記雑録)に「さうむた」のうち寺地二反がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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