下八川村(読み)しもやかわむら

日本歴史地名大系 「下八川村」の解説

下八川村
しもやかわむら

[現在地名]吾北村下八川

現吾北村の南端仁淀によど川の支流上八川かみやかわ川の下流域の谷に位置する。北は枝村の弘瀬ひろせ村、南は黒瀬くろせ(現高岡郡越知町)に接する。長宗我部氏の検地は、天正一八年(一五九〇)の小川村々地検帳に記されるが、表紙に「吾川郡小川村々」とあるこの一冊には、付近の新別しんべち西津賀才にしつがさい・東津賀才の一部と、十田とおだ・弘瀬の各村分が含まれる。同帳には寛文四年(一六六四)の張紙があり、この年に弘瀬村・十田村との最終的村切が行われたことが知られる。同帳によると下八川村には下八川名・横野よこの名・津賀淬つがさい名があり、打木・柿ノ奈路・横野・穴瀬・下八川・ホトノ内・竹ノ瀬大藪・中蔵などの村名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android