春宮神社(読み)とうぐうじんじや

日本歴史地名大系 「春宮神社」の解説

春宮神社
とうぐうじんじや

[現在地名]川之江市妻鳥町 山口

宇摩うま郡東部平野の南部の扇頂部にあたる独立丘陵、東宮山上に鎮座。この山口やまぐち地区は「和名抄」記載の山口郷の中心ともいわれ、東宮山とうぐうさん古墳をはじめ、多くの遺跡と伝承に彩られている。

祭神は木梨軽太子で、寛政九年(一七九七)の妻鳥村明細帳に「春宮八社大明神一社(中略)同新八幡宮一社(中略)右二社上町之内東宮と申山ニ御座候、但シ山之廻リ二百間高サ拾三間御座候」とある。

木梨軽太子(允恭天皇第一皇子)の伝説は「古事記」下巻允恭記や「日本書紀」允恭天皇二四年の記事を基にしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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