最新 地学事典 「下向進化」の解説
かこうしんか
下向進化
catagenesis ,katagenesis
E.D.Cope(1870)は一見退化的な変化を下向進化と呼び,O.Abel(1914)は,器官の退行的な特殊化を下向進化と呼んだ。退行進化とも。萎縮(Reduktion)・弱化(Schwächung)・少化(Verringerung)・小化(Verkleinerung)・簡単化(Simplifikation)・退化(Degeneration)・痩縮(Atrophie)・痕跡的(Rudiment)などの現象を含めている。下向進化の反対が上向進化。Plate(1925~28)のは,器官などの要素の大きさや数の減少,旧要素の消滅,個体発生の貧弱化,増殖力や伝搬力の弱化,種数の減少,分布の縮減などの意味に用いる。
執筆者:大森 昌衛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

