日本歴史地名大系 「下大之郷村」の解説 下大之郷村しもおおのごうむら 静岡県:磐田市下大之郷村[現在地名]磐田市下大之郷、磐田郡福田(ふくで)町南田(みなみだ)上大之郷村の南にあり、西は中野(なかの)村。東を大池(おおいけ)川が南流する。山名(やまな)郡に属する。天正一七年(一五八九)七月七日には徳川家七ヵ条定書(写、御庫本文古書纂)が「於保郷下村」の右衛門左近・三郎左衛門に出され、同日付で同内容の定書(大石文書)が「下おほ百姓等」に与えられている。近世初頭には上大之郷村と一村で於保(おほ)郷と称されたが、寛永一〇年(一六三三)大之郷上組を上大之郷村、大之郷下組を下大之郷村に改め分村した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報