日本歴史地名大系 「下小国村」の解説 下小国村しもおぐにむら 福島県:伊達郡霊山町下小国村[現在地名]霊山町下小国上小国村の北に位置。上小国川が大波(おおなみ)川と合流、小国川となって掛田(かけだ)村方面へ北流する。中村街道、川俣(かわまた)(現川俣町)に至る街道などが通る。「伊達天正日記」のうち天正一七年(一五八九)四月二一日の野臥日記にみえる「小国之郷」に含まれたとみられ、続いて記される地名のうち、けん八内・松の木内・かぢやが下小国地内に比定される。一七世紀半ば頃小国村が上・下に分村して成立し、米沢藩領時代の古高一千二〇〇石余、幕府検地による新高一千三〇石余で、検地時の名主は五兵衛(古高新高帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報