日本歴史地名大系 「下有爾村」の解説 下有爾村しもうにむら 三重県:多気郡明和町下有爾村[現在地名]明和町明星(みようじよう)伊勢参宮街道沿いにあり、東は新茶屋(しんちやや)村、南は井倉(いぐら)村(現度会郡玉城町)、西は上野(うえの)村に接する。古来神宮へ貢納する土器製作地。有爾の地名は波爾の転じたものといわれる。「神宮雑例集」の仁安四年(一一六九)三月一五日付御器長兼下有爾村刀禰敢貞元解状によれば敢氏は御器長・下有爾村刀禰職を相伝し、神宮遷宮時の天平賀役を勤仕していたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by