下木部谷村(読み)しもきべだにむら

日本歴史地名大系 「下木部谷村」の解説

下木部谷村
しもきべだにむら

[現在地名]柿木村木部谷

大野原おおのばら村から吉賀よしが川の支流木部谷川に沿って北東に入った村。落合おちあい中村なかむら七瀬ななせの三集落がある。大野原村から木部谷川に沿って北へ奥木部谷おくきべだに村への道がある。正保国絵図には木部谷村とあり、高二九〇石余。明治四年(一八七一)の万手鑑では古高一九〇石余、寛永一四年(一六三七)の検地高二八八石余、明治四年の総高三五三石余・反別五三町五反余、家数四九(卒一・本百姓三四・小百姓一三・禅宗昌谷寺)・人数一八四、牛二三・馬一、米蔵一、酒屋一・質屋一、竜応山鹿りゆうおうざんしか神社と小社一、紙漉舟三〇、鉄砲七。同八年奥木部谷村と合併して木部谷村となる。下組の竜応山奇鹿しもくみのりゆうおうざんくしか神社は大同二年(八〇七)田尻たじり(現六日市町)の奇鹿神社より勧請したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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