下桶売村(読み)しもおけうりむら

日本歴史地名大系 「下桶売村」の解説

下桶売村
しもおけうりむら

[現在地名]いわき市川前町下桶売かわまえまちしもおけうり

夏井なつい川上流の阿武隈高地中にあり、南は川前村北西は上桶売村。永禄(一五五八―七〇)から天正(一五七三―九二)初年と推定される三月二七日の「御東」宛の岩城親隆書状(秋田藩家蔵岩城文書)に「桶売之義、畢竟以御刷、堅固之段肝用候」とある。同時期と思われる三月二一日の同人宛の岩城親隆書状(同文書)に「然而桶売口之義ニ付而、以御代官野臥已下被指越候歟、御肝要之至候」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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