下池部村(読み)しもいけべむら

日本歴史地名大系 「下池部村」の解説

下池部村
しもいけべむら

[現在地名]上越市下池部

上野田かみのた村の南に位置する。近世初期までは東にある上池部村と一村で、単に池部村といった。天正一五年(一五八七)と推定される四月二八日の本願寺顕如印判状、文禄元年(一五九二)と推定される一二月一七日の本願寺教如印判状などの本覚坊文書に村名が散見し、当時真宗門徒が講を結成していたことが知られる。文禄頃の頸城郡絵図に「大石(磨脱カ)分此外拾五方分池辺村 下」とみえ、本納一五七石八斗五合・縄高三〇二石四斗八升九合七勺、家二一軒・六三人。正保国絵図にも池部村とみえるが高は不記載。その後分村して延宝七年(一六七九)の越州四郡高帳には下池部村とみえ、高三四一石五斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android