下波浦
したばうら
[現在地名]宇和島市下波
宇和海に突出した三浦半島の中部にある。明暦三年(一六五七)以降吉田藩領。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の宇和郡の項に「下波浦 岩山有、茅山有」とある。
太閤検地の石高は一八九石四斗一升七合であったが、正保検地では三七九石七斗六升四合と約二倍に増加している。
寛文七年(一六六七)の「西海巡見志」には、柿之浦・東懸網代・遊里手浦・西小島津・下波島津・加里津浦の六つの枝浦を記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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