下社家村(読み)しもしやけむら

日本歴史地名大系 「下社家村」の解説

下社家村
しもしやけむら

[現在地名]玉名市玉名

西境を繁根木はねぎ川が南へ流れ、北は石貫いしぬき村、西は富尾とみのお村に接する。川沿いに玉名経由の豊前街道が通り、六里の里数木と榜示石がある。北部丘陵裾に古墳が点在する。寛文九年(一六六九)の「一統志」には「社家村」とみえ、玉名の遥拝大明神(現玉名大神宮)寄名よりみよう村の光徳こうとく寺を含む地域をさす。元禄国絵図には「玉名村之内下社家村」とある。内田手永に属した。宝暦八年(一七五八)の下ケ名寄帳によれば田畠屋敷の畝数三〇町四反八畝余・そのほか七反六畝余、高四〇四石九斗余。寺分・半町・大坊居屋敷などの下ケ名がある。「国誌」の高六二九石余。天保五年(一八三四)の内田手永手鑑によれば高三九八石八斗余・土物成二三七石二斗余・受物成二〇〇石五斗余、田二一町三反八畝余・畑八町三反九畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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