下細井村(読み)しもほそいむら

日本歴史地名大系 「下細井村」の解説

下細井村
しもほそいむら

[現在地名]前橋市下細井町

しら川流域に位置し、西は北代田きたしろた村、北西龍蔵寺りゆうぞうじ村、北は上細井村、北東上沖之郷かみおきのごう、南は幸塚こうづか村。細井御厨の遺称地。寛文郷帳に下細井村とあり、田方一七一石四斗余・畑方三三五石七斗余とある。天明二年(一七八二)の前橋藩領村々明細(井田文書)によれば、田方二〇町余・畑方一八町七反余、家数一六八、男三七八・女三五四で、うち下男二・水呑一とある。明治一〇年(一八七七)頃の田三四町六反余・畑二一町一反余、民業は「男農桑ヲ業トスル者五十八戸、女養蚕製糸織縫ヲ業トスル者七十八人」とあり、牡馬二八、物産は米三三六石、繭一五六貫、生糸三六貫、大繭七五貫(郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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