日本歴史地名大系 「田島」の解説
田島
たじま
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
福島県南西部、南会津郡にあった旧町名(田島町(まち))。現在は南会津町の東部を占める地域。阿賀川(あががわ)(大川)の上流域を占める。旧田島町は、1896年(明治29)町制施行。1955年(昭和30)檜沢(ひざわ)、荒海(あらかい)の2村と合併。2006年(平成18)舘岩(たていわ)、伊南(いな)、南郷の3村と合併して南会津町となった。会津鉄道、野岩鉄道(やがんてつどう)、国道121号、289号、352号、400号などが通じる。古代長江郷(ごう)、中世長江荘(しょう)の地。江戸時代は南山御蔵(みなみやまおくら)入りと称する幕府領の一部であった。中心の田島は、阿賀川上流の檜沢川と荒海川が会合する地にあり、下野(しもつけ)街道(南山通り、現、国道121号)の宿駅で、駒止峠(こまどとうげ)を越えて南山の西部ともつながった。また幕府の田島代官所が置かれた。付近には、中世の鴫山城(しぎやまじょう)跡があり、現在も県の合同庁舎が置かれている。地域の大部分は山地で、特別豪雪地帯に指定されている。葉タバコ、トマト、キノコ、ブドウ栽培が行われる。また、自動車部品、機械、光学器械などの工場がある。昭和村にまたがる駒止湿原は国の天然記念物。旧南会津郡役所は県の重要文化財。田出宇賀(たでうが)、熊野両神社の祇園祭のおとうや行事(ぎおんさいのおとうやぎょうじ)は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
[安田初雄]
『室井康弘編『田島の歴史』(1961・田島町)』▽『『田島町史』全11冊(1977~1992・田島町)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…南西部は釣川が北流して玄界灘に注ぎ,これに沿って耕地が開けている。田島には海上守護の神として知られる宗像大社の辺津(へつ)宮,同社の神宮寺であった鎮国寺などがある。農漁業を主体とし,農業では,米のほか果樹,野菜,花卉栽培が盛んで,イチゴが特産である。…
※「田島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新