下谷宗源寺門前(読み)したやそうげんじもんぜん

日本歴史地名大系 「下谷宗源寺門前」の解説

下谷宗源寺門前
したやそうげんじもんぜん

[現在地名]台東区東上野ひがしうえの五丁目

泰宗たいそう寺の東、五十嵐横いがらしよこ町を隔てた東側にある。浄土宗宗源寺の門前に成立した町屋。南は東西に通る広徳寺こうとくじ通を隔てて下谷大工したやだいく屋敷と下谷唯念寺したやゆいねんじ門前、北は蓮城れんじよう寺。宗源寺門前は宗源寺が下谷黒門したやくろもん町広小路にあった元和四年(一六一八)にすでに存在していたといい、寛永一四年(一六三七)寺とともに移転した。俗に下谷稲荷したやいなり町と称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android