下質(読み)シタジチ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「下質」の意味・読み・例文・類語

した‐じち【下質】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、質屋が質物をさらに他の質屋に質入れすること。当時、質の利息が高かったため、資金の豊かでない質屋は、質物をさらに親質屋に質入れすることがあった。上質(うわじち)。又質(またじち)
    1. [初出の実例]「幸ひ私が下質(シタジチ)を送る、深川の金子屋、亭主は以前薬種屋あがり」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む