出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…
[演出と作法]
茶事をして一座の建立を願う思想は,その場に濃密な芸術的雰囲気の醸成を期待するものであり,人間の心の交流を前提として,名器名品,酒食を媒体として一期一会の短い時の間を充足させようとする演出である。したがってその成否は,当日の客組にあるから亭主(主催者)は人選に腐心し,あらかじめ親密な,あるいはその可能性を期待しうる既知の人々を案内し,事前に参加者全員に構成員に対する了解をとらねばならない。当日,連客は主催者の家の寄付(よりつき)(待合せのための部屋。…
…茶道を芸能と考えるとき,芸能たる(1)思想と演出,(2)衣装と道具,(3)所作の型,(4)舞台,を茶道も備えていなければならないが,それぞれ(1)わび茶の思想と趣向,(2)茶道具と室礼,(3)点前(てまえ)と作法,(4)茶室と茶庭,としてすべて備えている。これらの要素を総合する茶道は世俗的な日常世界を脱却して,客と亭主の新たなる紐帯を求める寄合の芸能といえよう。
[歴史]
中国唐代の社会に定着した茶の文化は遣唐使たちによって奈良時代から平安時代の初期に日本に伝えられた。…
※「亭主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新