下足守村(読み)しもあしもりむら

日本歴史地名大系 「下足守村」の解説

下足守村
しもあしもりむら

[現在地名]岡山市下足守

上土田かみつちだ村の北に位置し、西を足守川が南流し、東の山際を足守往来が南北に通る。古代の足守郷に比定され、中世には足守庄が成立する。慶長六年(一六〇一)木下家定に足守村二千一〇〇石余が与えられた(「徳川家康宛行状」足守木下家文書)。寛永備中国絵図では上足守村と分村して下足守村となり、高一千二九石余、足守藩領。幕末まで同藩領。正保郷帳には枝村として三井谷みいだに村・寺坂てらさか村を記す。貞享二年(一六八五)の高一千六八石余、家数一一四・人数六〇四(「賀陽郡・上房郡寺社改帳」総社市史編さん室蔵)。天保八年(一八三七)には高一千八四石余・反別七一町余、家数一四九・人数五九八(男三三二・女二六六)、牛六〇・馬三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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