日本大百科全書(ニッポニカ) 「下顎呼吸」の意味・わかりやすい解説 下顎呼吸かがくこきゅう 下顎だけを上下させ、パクパクとあえぐような呼吸のこと。呼吸困難時や死戦期にみられる。呼吸中枢の機能がほぼ失われていることを示し、死期が近いことの徴候の一つとされている。[編集部 2021年6月21日][参照項目] | 死戦期 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の下顎呼吸の言及 【呼吸】より …起座呼吸は,寝ていると呼吸困難が強いため起き上がってしまっている状態で,急激に起こった肺鬱血の症状とされてきたが,気管支喘息(ぜんそく)や慢性肺気腫でも見られることがある。下顎呼吸は,吸息時に下あごが上方に上がり,呼息とともにゆるやかに下がるもので,呼吸はしばしば不規則となる。死の重症患者に見られる。… ※「下顎呼吸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by