死期(読み)シキ

精選版 日本国語大辞典 「死期」の意味・読み・例文・類語

し‐ご【死期】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は「期」の呉音 ) 死ぬ時期。命が尽きる時。死にぎわ。臨終。いまわ。しき。
    1. [初出の実例]「死期に合は不るが故に」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
    2. 「死期(シゴ)も来らぬおやに」(出典:高野本平家(13C前)一)
    3. 「大病を請死期(シゴ)の近付時」(出典:浮世草子西鶴織留(1694)六)

し‐き【死期】

  1. 〘 名詞 〙 命が尽きる時。臨終。また、命を捨てるべき時。しご。
    1. [初出の実例]「Weduwgift 夫ノ死期ニ婦ニ残シ置ク金」(出典:和蘭字彙(1855‐58))
    2. 「自分で死期(シキ)を自覚して」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉三三)
    3. [その他の文献]〔史記‐倉公〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「死期」の読み・字形・画数・意味

【死期】しき

死ぬとき。〔列子天瑞〕子貢曰く、先生~死將(まさ)に至らんとす。亦た何の樂りて、拾穗行歌するやと。林笑うて曰く、~死と生とは一一反、~安(いづく)んぞ彼に生まれざるを知らんや。

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