下馬所前野町(読み)げばどころまえのまち

日本歴史地名大系 「下馬所前野町」の解説

下馬所前野町
げばどころまえのまち

[現在地名]伊勢市豊川とよかわ

外宮の鳥居前の地で、下馬所と前野の二町であったがのち合併。「五鈴遺響」は下馬所について「勅使及例幣使参向或内外祠官ノ輩、常ニ祭祀ニ従フニ此路ヨリ宮域ニ入リ、一鳥居ヲ歴テ本宮ニ詣ルヲ正路トス、故ニ内宮ヨリ通スル処ニ下馬ノ橋アリ」、前野について「古昔ハ曠野宮域ニ連リテアリシ処ナリ」と記している。「杉の落葉」に「下馬所ニ在ル夷社ハ松木館ガ支配ナリ」、「世俗多ク八日市・三日市ノ名ノ遺ルヲ以テ之ヲ知テ、六日ニ岡本ニ市有リ、五日ニ下馬所ニ市有タルヲ知ラズ、今下馬所ト岡本ニ夷社アルハ彼市夷ノ祠ニシテ(下略)」と記される。五日市は三日市や八日市よりは早く消滅したが、市神の夷社もあり、当地に市が立ったことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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