日本歴史地名大系 「下魚棚四町目」の解説 下魚棚四町目しもうおのたなよんちようめ 京都市:下京区安寧学区下魚棚四町目下京区下魚棚通猪熊東入北側東西に通る下魚棚通に南面する片側町。平安京の条坊標示では、左京八条二坊一保八町にあたる。平安京の官営市場である東市(ひがしのいち)の外町があった(拾芥抄)。応永三二年(一四二五)の酒屋交名(北野天満宮史料)によれば「信久」と称する酒屋が所在。寛永一四年(一六三七)洛中絵図では「西寺内魚ノたな」とあり、寛文末洛中洛外大図でも「西寺内魚棚町」とみえるが、元禄末期洛中絵図以降は「下魚棚通四丁目」とある。町名は、当町が下魚棚通に面し、西洞院(にしのとういん)通から四町目にあたることによる(坊目誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by