精選版 日本国語大辞典 「不倒翁」の意味・読み・例文・類語 ふとう‐おうフタウヲウ【不倒翁】 〘 名詞 〙 倒してもすぐ起き上るように底におもしをつけた達磨(だるま)人形。おきあがりこぼし。[初出の実例]「彼は不倒翁(フトウオウ)のように、平気で起き上って」(出典:真理先生(1949‐50)〈武者小路実篤〉三〇)[その他の文献]〔余叢考‐巻三三〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の不倒翁の言及 【起上り小法師】より …明代にこれが張子製となり酒客の間でもて遊ばれた。転がしても必ず起き上がる姿から不老不死の意味で〈不倒翁〉と名づけられた。明末に室町時代の日本に移入され,最初は不倒翁の名で呼ばれたが,やがて童形の小法師につくり変えられ,子どもの玩具となり〈おきあがりこぼし〉〈おきゃがりこぼし〉ともいった。… ※「不倒翁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by