不動正宗

デジタル大辞泉プラス 「不動正宗」の解説

不動正宗

鎌倉時代につくられた日本刀岡崎正宗の作による短刀。「享保名物帳」に所載。国の重要文化財指定正宗の数少ない有銘の刀のひとつ

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の不動正宗の言及

【相州物】より

…この相州伝とは,硬軟の鉄を組み合わせて鍛えた板目に地景が入った美しい地肌と沸が厚くつき,金筋,稲妻,砂流しなどの働きが多い湾れ(のたれ)の刃文に特色がある。正宗の作品は太刀,短刀ともに多いが,在銘作は少なく,京極家伝来の〈京極正宗〉,最上家伝来の〈大黒正宗〉,本庄家伝来の〈本庄正宗〉と号のある短刀,また尾張家伝来の名物〈不動正宗〉の短刀など数点にすぎない。正宗の子に貞宗がおり,父の作風を継いで上手であるが,比較的おだやかなものが多い。…

※「不動正宗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android