不動胞子(読み)ふどうほうし(その他表記)aplanospore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不動胞子」の意味・わかりやすい解説

不動胞子
ふどうほうし
aplanospore

藻類菌類鞭毛をそなえ運動性を有する胞子遊走子というが,これに対し,運動性を有しない胞子のこと。一般に胞子嚢の中に生じる機能からみて,運動する時期を欠如した遊走子であるとする見方もある。

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世界大百科事典(旧版)内の不動胞子の言及

【胞子】より

…種間の交雑によってできた雑種が不稔の場合は,それからできる胞子はふつう形は異常かつ不定形で,発芽能力も著しく低い。
[さまざまな胞子]
 胞子には鞭毛をもった運動性の動胞子planosporeと,鞭毛をもたない非運動性の不動胞子aplanosporeがある。動胞子はふつう遊走子とよばれ,緑藻,褐藻,藻菌類などにみられる。…

【遊走子】より

…藻類や菌類の胞子のうち,鞭毛をもって運動性のあるもの。運動性の有無だけによって不動胞子aplanosporeと区別されているが,生活環中に占める位置については両者の間に差はない。また,陸上植物の胞子は不動胞子という呼び方はしない。…

※「不動胞子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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