日本歴史地名大系 「不断丁」の解説 不断丁ふだんちよう 岩手県:水沢市水沢城下不断丁[現在地名]水沢市 不断町城外小路の一で、川口(かわぐち)町の北に続く奥州街道の両側町。同街道の北の出入口である。もとは北下葉場(きたしたはば)村に属し、留守氏家臣不断組が配置されて成立した町。南の出入口である袋(ふくろ)町が南不断丁ともよばれたのに対し北不断丁ともよばれた(水沢町方等安永風土記)。町の長さ二町三八間・道幅四間(石原文書)。東西両側に二〇軒ずつの屋敷があり、知行高は五〇〇文の者が多かった(「惣御家中丁并名元控」関沢文書)。不断組は水沢城北方警護のために配置されたもので、川口町北入口の大門と番所を守った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by