日本歴史地名大系 「水沢城下」の解説
水沢城下
みずさわじようか
北上川右岸に位置する水沢城(江戸時代の正式呼称は水沢要害)の城下町。
〔城下町の発展〕
城下町形成の時期は不明だが、戦国期以前から水沢城があったことは確実で、城下町も相当古い歴史を有すると推定される。慶長一〇年(一六〇五)一〇月八日の伊達政宗黒印状(伊達政宗卿伝記史料)に「水沢之町引候而金ケ崎江相立候」とあり、続けて前々のごとく月に「六さい諸商人以下」を相立てるべしと記している。これによれば同年以前から水沢町に六斎市が立っていたことは明らかで、それを町とともに
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報