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御旅所 おたびしょ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御旅所
おたびしょ

神霊の渡御 (神幸) のとき,神霊を仮に安置するところをさす。普通神霊を輿に乗せるため,神輿 (みこし) 所と呼ぶ地方もある (→神輿 ) 。神の旅といっても遠距離ではなく,本社から1~2km程度の地点に,それも村落内に1ヵ所設けられるのが原則である。

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デジタル大辞泉の解説

おたび‐しょ【御旅所】

神社の祭礼で、祭神が巡幸するとき、仮に神輿(みこし)を鎮座しておく場所。神輿(みこし)宿り。仮宮。旅の宮。おたびどころ。たびしょ。

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百科事典マイペディアの解説

御旅所【おたびしょ】

頓宮(とんぐう),御輿宿(みこしやどり)とも。御輿が神幸する場合の仮の奉安所。《枕草子》に平野社の〈みこしやどり〉,《兵範記(へいはんき)》に〈御輿旅所〉などと見え,伏見稲荷,松尾大社春日大社などにあったことが知られる。

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防府市歴史用語集の解説

御旅所

 平安時代菅原道真[すがわらのみちざね]が大宰府[だざいふ]に左遷される途中、防府に立ちよったとされている場所です。

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世界大百科事典 第2版の解説

おたびしょ【御旅所】

神社の祭礼のとき,神輿(みこし)(あるいは神幸船)が渡御(とぎよ)して一時安置される場所のこと。御輿宿,頓宮ともいう。《枕草子》に平野社の〈みこしやどり〉が出るのをはじめとして,《兵範記》仁平3年(1153)4月15日条の〈先参御輿旅所〉など,平安末~鎌倉初の記録に,宇治離宮明神,祇園,稲荷,松尾,北野の各社の祭礼に設けられた旅所のことが現れる。一般に神社の神幸(渡御)というものは,(1)鎮座伝承上ゆかり深い地点への神幸,(2)祭神事績・霊験への回顧のための神幸,(3)氏子区域の巡覧・除厄など種々の理由があるため,旅所もまた1ヵ所または数ヵ所にわたることがある。

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大辞林 第三版の解説

おたびしょ【御旅所】

神社の祭礼の神輿みこし渡御に際し、本宮を出た神輿を迎えて仮に奉安する所。仮宮。仮屋。頓宮とんぐう。神輿宿。神霊社。おたびどころ。 [季] 夏。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御旅所
おたびしょ

神社の祭礼のとき、本社より出た神輿(みこし)が、仮にとどまるところ。御旅宮(おたびのみや)、頓宮(とんぐう)、神輿宿(みこしやど)などともいう。『百練抄』に、1159年(平治1)11月「祇園(ぎおん)旅所焼亡」とあるのが文献上の初見であるが、神輿の発達とともに各社で設けたもので、仮の場所のみのところから、豪華な建物のある場合や、また他社を借りる場合もあり、その数も1か所のみとは限っていない。距離も本社とそれほど離れていない地から数十キロメートルに及ぶ場合、とどまるのも1時間程度から一昼夜に及ぶ場合もある。通例、その場で祭儀が行われる。[鎌田純一]

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世界大百科事典内の御旅所の言及

【宿院】より

…《太平記》には〈宿院の後を廻て如法経塚へ押寄,八百人の兵共,同音に時をどっと作る〉とみえている。また,神社の祭礼のとき,神輿を本宮から渡御して,かりにとどまるところ,すなわち御旅所なども宿院といわれていたかと思われる。和泉国に宿院という地名があるが(現,大阪府堺市宿院町),《堺鑑》によると〈宿院 此地は住吉明神毎年六月晦日の御祓,御旅所也〉とある。…

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