20世紀日本人名事典 「不破章」の解説
不破 章
フワ アキラ
大正・昭和期の洋画家
- 生年
- 明治34(1901)年12月1日
- 没年
- 昭和54(1979)年2月6日
- 出生地
- 東京・神田三崎町
- 主な受賞名〔年〕
- 勲四等瑞宝章〔昭和52年〕
- 経歴
- 18歳で米国人マックス・オゴに水彩を学ぶ。22歳で日本水彩画会に初出品。同年「雨後の青山」「霙降る日」で光風会奨励賞を受賞したのをきっかけに、石井柏亭に師事。昭和2年第8回帝展に「西効風景」が初入選、16年には皇紀2600年記念水彩画推奨記録展で「婦人肖像」が最高記録賞を受賞した。22年に一水会が再建されると、会員として再組織に力を注ぎ、美術家、美術教育家の養成を図った。28年第9回日展で「二女」が特選および朝倉賞、31年第12回日展では「三人姉妹」が岡田賞を受賞。42年日展会員。49年から日本水彩画会理事長を務めた。51年には初心者のための「水彩画入門」を出版している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報