青山(読み)あおやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青山
あおやま

三重県北西部,伊賀市南部の旧町域。上野盆地南東端から布引山地西斜面に広がる。 1955年阿保 (あお) 町,上津村,種生 (たなお) 村,矢持村が合体して町制。 2004年上野市,伊賀町,島ヶ原村,阿山町,大山田村と合体して伊賀市となった。中心地区の阿保は,近世,初瀬街道 (現国道 165号線) の宿駅として知られた。主産業は農林業,製材業,伊賀肉生産の畜産業。大阪方面への通勤圏内にあるため住宅地化が進んでいる。近畿日本鉄道大阪線の西青山駅は青山高原への登山口で,観光開発にも力を入れている。大村神社の宝殿をはじめ,国の重要文化財を有する古社寺があり,東部の山岳地帯は,室生赤目青山国定公園に属する。

青山
あおやま

東京都港区北西部の地区。地名は,徳川家康の小姓青山忠成が土地を拝領したことに由来。大山街道に沿って武家屋敷や社寺があったところ。明治以後練兵場,兵営など軍関係施設が多かった。現在は都心の高級住宅街,商業地。東京地下鉄銀座線,半蔵門線,千代田線および都営地下鉄大江戸線が交差し,高層ビルが林立するオフィス街にもなっている。北部には明治神宮外苑のテニスコート,ラグビー場などがあり,東部には根津美術館青山霊園がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

あお‐やま〔あを‐〕【青山】

草木が青々と茂っている山。青嶺(あおね)。

あおやま【青山】[地名]

東京都港区の地名。江戸初期、青山常陸介(ひたちのすけ)忠成の屋敷があった。南部に青山霊園がある。

せい‐ざん【青山】


樹木が青々と茂っている山。
蘇軾「授獄卒梁成以遺子由」の一節「青山に骨を埋むべし」から》人が死んで骨を埋める土地。墳墓の地。死に場所。「人間到(いた)る所青山あり」
琵琶の名器の名。平安前期、藤原貞敏が唐から持ち帰ったものという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

青山【あおやま】

東京都港区北西部を占める北青山・南青山両町一帯の称。山の手台地末端の高台にあたり,赤坂に接し,江戸時代は社寺,武家屋敷のあったところで,明治以後兵営,練兵場がつくられた。その後,住宅地として発展し,現在はオフィスビルや高級ブランド店が立ち並んでいる。青山通りは渋谷に続く商店街で,高層ビルが立ち並ぶ。青山霊園は1872年に設けられた約30万m2の墓地で名士の墓が多い。
→関連項目港[区]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

あおやま【青山】

東京都港区西部から渋谷区東部へかけての地区名。旧赤坂区の一部。武蔵野(山手)洪積台地の一部で,標高20~30mの台地を多くの谷が刻んでいる。江戸市街地の外縁部に当たり,大名下屋敷,武家屋敷が多かった。明治以後,これらの広い屋敷の敷地を利用して,高級住宅地が発達した。青山大膳亮の下屋敷跡地は,1872年(明治5)日本で最初の公営墓地青山霊園(約30万m2)となった。第2次世界大戦中に大部分戦災を受けたが,高級マンションの多い住宅地として再生した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

あおやま【青山】

樹木が茂って、青々とした山。

あおやま【青山】

東京都港区北西部の地名。江戸時代は武家屋敷が多く、青山通りは若者の街として知られる。

あおやま【青山】

姓氏の一。

せいざん【青山】

木が青々と生い茂った山。青峰。
〔蘇軾の詩「授獄卒梁成以遺子由」の一節「是処青山可骨」から〕 骨を埋める地。墳墓の地。 「人間じんかん到る処ところ-あり」
唐から伝来したといわれる琵琶の名器の名。 「彼の-と申す御琵琶は/平家 7

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔地域名〕青山(あおやま)


東京都港(みなと)区北西部の住宅・商業地区。
青山通りを境に北青山と南青山に分かれる。江戸時代は武家屋敷や寺社が点在。明治期に高級住宅街へ発展、青山霊園・軍関係施設などがつくられた。青山通り沿いにはファッション関係の業務ビルが立ち並ぶ。◇「青山」の地域名は徳川家康の重臣であった青山家の屋敷があったことに由来する。

〔東京都〕青山(あおやま)


東京都港(みなと)区北西部の住宅・商業地区。青山通りを境に北青山と南青山に分かれる。江戸時代は武家屋敷や寺社が点在した地。明治期に高級住宅街へ発展、青山霊園・軍関係施設などがつくられた。国道246号の青山通り沿いにファッション関係ほかの業務ビルがめだつ。ほかは大部分が住宅地。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

あお‐やま あを‥【青山】

[1] 〘名〙
草木が青々と茂っている山。
※古事記(712)上・歌謡「引(ひ)こづらひ 我が立たせれば 阿遠夜麻(アヲヤマ)に 鵼(ぬえ)は鳴きぬ さ野つ鳥 雉(きぎし)は響(とよ)む」
※若菜集(1897)〈島崎藤村〉秋風の歌「ふりさけ見れば青山(アヲヤマ)も 色はもみぢに染めかへて」
② 祝儀などで用いる細工蒲鉾(かまぼこ)の一種。
[2] 東京都港区北部の山手台地上の地名。中世から大山街道が通り、青山の宿があって発展。江戸初期、青山忠成がこの地帯を徳川家康から拝領したため呼ばれた。東宮御所、明治神宮外苑がある。

あおやま あをやま【青山】

姓氏の一つ。

せい‐ざん【青山】

[1] 〘名〙
樹木などが生い茂って青々としている山。青嶂(せいしょう)。青峰。
※菅家文草(900頃)四・遊覧偶吟「鳥出樊籠翅不傷、青山碧海任低
太平記(14C後)二八「松柏影を浸して、青山も動くが如く、石岩流れを徹(とほ)して、白雪の翻るに相似たり」 〔李白‐送友人詩〕
② 骨を埋める土地。墳墓の地。
※清狂遺稿(1892)〈釈月性〉上・将東遊題壁詩「埋骨何期墳墓地、人間到処有青山」 〔蘇軾‐授獄卒梁成以遺子由詩〕
[2] 琵琶(びわ)の名。中国、唐から伝来した名器で、平経正が琵琶の名手であったので、仁和寺の守覚法親王から一時下賜されたという。
※平家(13C前)七「三曲を伝へて帰朝せしに、玄象・師子丸・青山、三面の琵琶を相伝してわたりけるが」
[補注]((一)②について) 本来木の茂った山のことであるが、挙例の蘇軾の詩、ひいて清狂の作から墓地、死に場所のことと解せられることになった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

バンクシー

英ロンドンを中心に活動する覆面アーティスト。世界各地の街に現れて建物の壁などに社会風刺的なグラフィティアートを描くなど、ゲリラ的なアート活動を行っている。2005年に自身の作品を世界各国の有名美術館に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

青山の関連情報