不義にして富みかつ貴きは浮雲の如し(読み)ふぎにしてとみかつたっときはふうんのごとし

精選版 日本国語大辞典 の解説

ふぎ【不義】 に して富(と)みかつ貴(たっと)きは浮雲(ふうん)の如(ごと)

  1. ( 「論語‐述而」の「不義而富且貴、於我如浮雲」から ) 人道にそむいて得た富貴は、浮雲のようにはかないものである。不義の富貴は浮かべる雲。
    1. [初出の実例]「宜哉(むべなるかな)不義而富且貴、於我如浮雲(フキニシテトミカツたっとキハわレニおいテウカヘルくもノごとシと)云へる事」(出典太平記(14C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android