不義にして富みかつ貴きは浮雲の如し(読み)ふぎにしてとみかつたっときはふうんのごとし

精選版 日本国語大辞典 の解説

ふぎ【不義】 に して富(と)みかつ貴(たっと)きは浮雲(ふうん)の如(ごと)

  1. ( 「論語‐述而」の「不義而富且貴、於我如浮雲」から ) 人道にそむいて得た富貴は、浮雲のようにはかないものである。不義の富貴は浮かべる雲。
    1. [初出の実例]「宜哉(むべなるかな)不義而富且貴、於我如浮雲(フキニシテトミカツたっとキハわレニおいテウカヘルくもノごとシと)云へる事」(出典太平記(14C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android