人道(読み)ジンドウ

デジタル大辞泉の解説

じん‐どう〔‐ダウ〕【人道】

人として守り行うべき道。「人道にもとる行為」「人道上の問題」
人が通るよう定められた道。歩道

にん‐どう〔‐ダウ〕【人道】

仏語。六道の一。人間の世界。人界(にんかい)。
じんどう(人道)

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大辞林 第三版の解説

じんどう【人道】

[1] 人間として守るべき道。人の人たる道。にんどう。 「 -にもとる行為」
[0] 広い道路などで、人間の歩く道として車道と区別された部分。歩道。
[句項目] 人道に対する罪

にんどう【人道】

〘仏〙 六道の一。人間として存在する世界。人界にんがい
人として守るべき道。じんどう。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じん‐どう ‥ダウ【人道】

〘名〙 (古くは「じんとう」とも)
① 人として行なうべき道。人として守るべき道。
※史記抄(1477)一八「軽卜筮無神明と云わう者は、人道に悖背たものか」 〔易経‐繋辞下〕
② 人の通る道。人が歩くようにきめられた道。歩道。
※都氏文集(879頃)四「隣河之郷、鼠居鳥樹之上。浜水之地、魚行人道之中
③ 男女の交接。とつぎの道。〔詩経箋‐大雅・生民〕
④ 人類学、生理学の一部を含む学問。
※百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二「此性理学の一種に Anthropology (人道)なるあり。性理学と称するものと甚だ似たりと雖も又一種のものにして、人種、男女の区別、体の作用、性情、開化に赴く道等のことを論するものにして、即ち物理に就て説くものなり」

にん‐どう ‥ダウ【人道】

〘名〙
① 人として行なうべき道。人として守るべき道。じんどう。
※十善法語(1775)二「ことごとく天理の容さざるところ、人道のゆるさざるところなり」
② 仏語。五趣・六道の一つ。人趣(にんしゅ)・人界(にんがい)のこと。
往生要集(984‐985)大文一「第五明人道者、略有三相、応審観察、一不浄相、二苦相、三無常相」
※三国伝記(1407‐46頃か)一一「若し人道に移ば、我浄土の道路を示ん」

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世界大百科事典内の人道の言及

【六道】より

…業によって趣き住む所なのでこれを六趣(ろくしゆ)ともいうが,六道は悪趣ともいって苦の世界である。すなわち天道,人(にん)(間)道,修羅道,畜生道,餓鬼道,地獄道をいい,このうちとくに畜生道,餓鬼道,地獄道を三悪趣(さんなくしゆ)(三悪道)という。天道は天人の世界で人間の世界の人道より楽多く苦の少ない世界であるが,天人にも死苦があり,死に先立って五衰をあらわす。…

※「人道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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