不覚悟(読み)フカクゴ

デジタル大辞泉 「不覚悟」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かくご【不覚悟】

《「ぶかくご」とも。その場合「無覚悟」とも書く》覚悟ができていないこと。また、油断して失敗を招くこと。不覚。
「人の軒のあまりを無心し、借宅する―」〈浮・新永代蔵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不覚悟」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かくご【不覚悟】

〘名〙 (形動) (「ぶかくご」とも。その場合「無覚悟」とも表記) 覚悟がきまっていないこと。油断して失敗を招くこと。卑怯なこと。また、そのさま。不覚。
政基公旅引付‐永正元年(1504)七月九日「予云、不覚悟〈略〉幸順良出家之躰也、首の座敷へも罷出、可申事もあらば可申也」

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