不返事(読み)ブヘンジ

デジタル大辞泉 「不返事」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐へんじ【不返事/無返事】

[名・形動]いやいやながら返事をすること。また、そのさま。なま返事。
「―に、もぢもぢしてぞ上がりける」〈浄・重井筒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「不返事」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐へんじ【不返事・無返事】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) はっきりとした返答をしないこと。いやいやながら返事をすること。また、その返事やそのさま。なま返事。
    1. [初出の実例]「事の由を聞て、無返事(ブヘンジ)にて内へ入けるが」(出典太平記(14C後)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android