不透(読み)すかさず

精選版 日本国語大辞典 「不透」の意味・読み・例文・類語

すかさ‐ず【不透】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「すかす(透)」の未然形に打消の助動詞「ず」の連用形が付いてできたもの ) すき間をあたえないさま。間髪を入れず。時機をはずさず。ぬかりなく。すぐさま。
    1. [初出の実例]「はっしと打って弓手へ越せば、追っ懸けすかさず込む薙刀に」(出典:大観本謡曲・熊坂(1514頃))
    2. 「透さず新さんが問ひ返した」(出典:露芝(1921)〈久保田万太郎〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android