与津地村(読み)よつじむら

日本歴史地名大系 「与津地村」の解説

与津地村
よつじむら

[現在地名]窪川町与津地

たき山に発する与津地川の上・中流域の村。下流親我内おやがうち村がある。「土佐州郡志」は「東限志和村川、西限西之森部、南限与津村峯、北限本堂村界、縦一里横四町」と記す。「仁井田郷談」(「南路志」所収)によれば古くは仁井田にいだ志和しわ郷七村の一。天正一七年(一五八九)の仁井田之郷地検帳によれば与津地村の地積一四町五反余、ヤシキ二〇筆ですべて志和分。

元禄地払帳では総地高三〇八石余、うち本田高一四四石余、新田高一六四石余。本田高のうち蔵入地一二九石余、残りは前島宇平知行。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android