世は回り持ち(読み)ヨハマワリモチ

デジタル大辞泉 「世は回り持ち」の意味・読み・例文・類語

まわ

貴賤貧富運命は、かわるがわる誰にも巡ってくるものだ。天下は回り持ち。

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精選版 日本国語大辞典 「世は回り持ち」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 は 回(まわ)り持(も)

  1. 貧富などの運命は固定したものではなく、かわるがわる各人にめぐってくるということ。世の中の金銭、宝などはあちこち回っていくものだということ。天下回り持ち。
    1. [初出の実例]「小判をりんだめにてかける事なし。軽きをとれば又其ままに先へ渡し、世は廻り持のたからなれば、ひとりとして吟味する事にはあらず」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)五)

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