世保村(読み)よやすむら

日本歴史地名大系 「世保村」の解説

世保村
よやすむら

[現在地名]岐阜市世保・世保北よやすきた世保西よやすにし世保東よやすひがし世保南よやすみなみ

もり村の南東武儀むぎ川右岸に立地する。南は溝口みぞぐち村。南北朝期に世保郷とみえるほか、九条家領世保庄を当地とする説がある。慶長郷帳に村名がみえ、高三五四石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では平岡頼資(徳野藩)領。正保郷帳でも同藩領で、田二四八石余・畑一〇六石余、ほかに山年貢一斗余が課せられていた。元禄郷帳では幕府領で、高四〇九石余。文化一二年(一八一五)の村明細帳によれば高四三〇石余、田二一町四反余・畑一一町七反余、家数五〇・人数二一九、馬一〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android