世界マスターズ大会(読み)せかいますたーずたいかい(英語表記)World Masters Games

知恵蔵 「世界マスターズ大会」の解説

世界マスターズ大会

マスターズ大会とは一般的に、中高年の参加者によって競われるスポーツ競技大会。世界マスターズ大会は1985年に第1回大会をトロントで開催、22競技が実施された。2005年はエドモントン(カナダ)で、2009年はシドニー(オーストラリア)で開催。競技別では、1932年に陸上競技英国で始められ、1975年にカナダで第1回世界ベテランズ陸上競技選手大会が開催。世界マスターズ陸上競技連盟は参加に必要な標準記録を設定せず、健康であれば大会に参加でき、競技運営に支障のない範囲で記録も計測される。日本でも1980年に日本マスターズ陸上競技連合が創立、同年第1回全日本マスターズ陸上競技選手権大会が和歌山で開催された。水泳競技は、日本マスターズ水泳協会が個人の能力に応じて、18〜24歳と25歳から5歳ごとの年齢区分で競技会を開催。2006年度の日本の登録スイマー数は4万4516人。01年には日本体育協会主催の日本スポーツマスターズ第1回大会が宮崎で開催された。08年は高知県で13競技が実施される。09年は静岡県で開催予定。この大会の陸上競技は、類似した全日本マスターズ陸上競技選手権大会があるため、04年から実施していない。

(高橋義雄 名古屋大学総合保健体育科学センター講師 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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