丙種合格(読み)ヘイシュゴウカク

デジタル大辞泉 「丙種合格」の意味・読み・例文・類語

へいしゅ‐ごうかく〔‐ガフカク〕【丙種合格】

もと徴兵検査で、甲種乙種に次ぐ最下位合格順位。現役には不適であるが、国民兵役には適するとされるもの。

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精選版 日本国語大辞典 「丙種合格」の意味・読み・例文・類語

へいしゅ‐ごうかく‥ガフカク【丙種合格】

  1. 〘 名詞 〙 旧軍隊の徴兵検査で、身体検査の結果甲種乙種に次いで合格ではあるが、現役には適さず、国民兵役に編入されること。また、その人。丙種

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世界大百科事典(旧版)内の丙種合格の言及

【徴兵検査】より

…徴兵検査受検義務者を壮丁と称した。 徴兵検査の結果,体位,健康状態によって甲種・乙種合格(以上現役に適する者),丙種合格(現役に適しないが国民兵役に適する者),丁種不合格,戊種(翌年再検査)に分類された。分類基準は,体位では主として身長により(時期により変更があったが,兵役法制定段階では身長1.5~1.55mが丙種,1.5m以下が丁種),甲種と乙種の区分は身長と胸囲の比率によった。…

※「丙種合格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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