両全寺(読み)りようぜんじ

日本歴史地名大系 「両全寺」の解説

両全寺
りようぜんじ

[現在地名]神岡町麻生野

麻生野あそやの通称野田のだとよばれる中位河岸段丘野尻に位置する。境内はこの地を治めた麻生野氏(江馬氏一族)の居館跡と伝え、石垣・土塁と思われる遺構も残る。近世火災によって焼失したため、この地に再建された。寺の下てらのしたとよばれる旧地もある。慶雲山と号し、臨済宗妙心寺派。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android