日本歴史地名大系 「神岡町」の解説 神岡町かみおかちよう 岐阜県:吉城郡神岡町面積:三一二・三四平方キロ吉城郡最北端に位置し、北は富山県婦負(ねい)郡細入(ほそいり)村、同県上新川(かみにいかわ)郡大沢野(おおさわの)町・大山(おおやま)町、東と南は上宝(かみたから)村、南はわずかに国府(こくふ)町、西は古川(ふるかわ)町・宮川(みやがわ)村に接する。富山県との境に北アルプス連峰、横(よこ)岳・高幡(たかはた)山等の高峰、国府町・古川町との境には安峰(あんぼう)山、宮川村との境に流葉(ながれは)山・大洞(おおぼら)山がそびえ、いずれも一〇〇〇―三〇〇〇メートル級の山脈が続く。町の九五パーセントが山地で、町の中央を貫流する高原(たかはら)川と、その小支流跡津(あとつ)川・山田(やまだ)川・吉田(よしだ)川沿いに集落が形成される。おもな交通網は古川町から細入村猪谷(いのたに)へ抜ける国道四一号と、市街地とJR高山本線猪谷駅を結ぶ第三セクター方式の神岡鉄道がある。越中と飛騨を結ぶ越中街道のうち東街道が神岡町経由で、国道四一号の前身である。 神岡町かみおかまち 秋田県:仙北郡神岡町面積:三四・八八平方キロ仙北郡の中央部よりやや西に位置する。南と西は雄物川を経て南外(なんがい)村、南東は大曲(おおまがり)市、西と北は西仙北(にしせんぼく)町に接する。村の南で玉(たま)川が雄物川に合流する。国道一三号と奥羽本線がほぼ平行する形で東南より西北に走っている。この地域は、東西の丘陵地を除き、ほぼ平坦地であり、雄物川・玉川が合流するためしばしば洪水・川欠け・流路の変化などに悩まされ、その負担も少なくはなかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by