両端を持す(読み)りょうたんをじす

故事成語を知る辞典 「両端を持す」の解説

両端を持す

どちらとも決めかねるような、あいまいな態度を取ること。

[由来] 中国で古くから使われている言い回しから。たとえば、「史記こう伝」には、敵国に攻め込まれているある国を救援に来た別の国の軍隊が、「実は両端を持してもっ観望す(実際はあいまいな態度で、形勢をうかがっていた)」とあります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android