並び行なう(読み)ならびおこなう

精選版 日本国語大辞典 「並び行なう」の意味・読み・例文・類語

ならび‐おこな・う‥おこなふ【並行】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 二つ以上のことを同時に行なう。並行して行なう。多く、「並び行なわれる」の形で用いる。
    1. [初出の実例]「なぜにと云は、事が多ければまぎれて、並行ばどれをも行不得事があらうずらうとてぞ」(出典史記抄(1477)一一)
    2. 「恩威並行(ナラビオコナ)はれて人民も自から苦痛なきに似たり」(出典:文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android