中井励作(読み)ナカイ レイサク

20世紀日本人名事典 「中井励作」の解説

中井 励作
ナカイ レイサク

大正・昭和期の官僚,実業家 日本製鉄初代社長。



生年
明治12(1879)年1月3日

没年
昭和43(1968)年2月18日

出生地
熊本県天草

学歴〔年〕
東京帝大法科大学独法科〔明治36年〕卒

経歴
明治38年農商務省に入り、大正8年特許局長、9年山林局長、13年農商務次官を経て、同年官営八幡製鉄所長官となった。昭和8年日本製鉄株式会社法公布により、9年1月八幡中心の財閥系製鉄所が合同され、日本製鉄株式会社創立、取締役社長兼会長に就任、日鉄を大拡張した。14年辞任してピーチコークス社長、成城学園理事を務めた。自伝「鉄と私 半世紀回想」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中井励作」の解説

中井励作 なかい-れいさく

1879-1968 大正-昭和時代前期の官僚,実業家。
明治12年1月3日生まれ。農商務省にはいり,特許局長,山林局長をへて農商務次官。大正13年官営八幡製鉄所長官となる。昭和9-14年民営の日本製鉄の初代社長。成城学園理事。昭和43年2月18日死去。89歳。熊本県出身。東京帝大卒。著作に「鉄と私 半世紀の回想」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android