中和田村(読み)なかわだむら

日本歴史地名大系 「中和田村」の解説

中和田村
なかわだむら

[現在地名]高畠町元和田もとわだ

下和田村南西に位置。和田四ヵ村の一で、元禄四年(一六九一)の幕府検地の際、独立村となる(以後の領主の変遷は安久津村に同じ)。宝永三年(一七〇六)の新検高寄并村付(鈴木文書)によると高一千四一二石余、村柄は中、漆木数一万五千四四三。天保九年(一八三八)の御巡見ニ付万事答書(北和田村文書)でもほぼ同高で、反別一五九町三反余。年貢米四二九石余のほか山銭・野銭掛銭・芝地役・持林役永一〇貫三六四文余、漆木役永二二貫六四二文余(本数八千六五七)、松茸運上永五三七文、酒造冥加永二〇〇文などを負担(漆木六千七八六本分の永一六貫九六五文は免除されている)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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