中国国際航空公司(読み)ちゅうごくこくさいこうくうこんす

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中国の大手航空会社。おもに中国の国際路線を経営する。英語表記はAir China(略称AC)。1987年、中国民航総局の機構改革を受け、1988年に中国民航が分割され北京(ペキン)で設立された。その後1992年以降の国有企業集団化の動きのなかで55の大型企業集団化が試みられ、航空企業では1993年に中国東方航空集団(上海(シャンハイ))、中国南方航空集団(広州)と並んで、中国国際航空集団が北京で設立された。中国国際航空公司はその中核をなしていた。同公司は古来中国で尊ばれた「鳳凰(ほうおう)」を尾翼のマークとしている。北京をベースに、旅客や貨物の輸送、チャーター便などのサービスを提供する。

 2002年に「民間航空システム改革制度」により中国西南航空China Southwest Airlines、中航興業China National Aviation Co.と合併し、中国航空集団公司China National Aviation Holding Companyを形成、その主要会社となった。2007年にスターアライアンスに加盟し、2018年時点で、754路線(うち国際線138路線)で42か国・地域を結んでいる。2018年の保有航空機は669機、従業員数2万8302人。2018年の総資産は2436億5711万元、売上高1367億7440万元である。

[上川孝夫 2019年5月21日]

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